トーク&ワークショップ

『第九』初演200年・

日本初演100年を考える

An die Freudeを歌う

概要

日時:8月4日(日)12:00〜14:00

  (開場11:45  先着150名

会場:東棟 E-311教室

出演者

講師:木村佐千子(ドイツ語学科教授)

矢羽々崇(ドイツ語学科教授)

合唱・ピアノ伴奏:獨協大学混声合唱部

 

合唱予定曲

⚫️ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)

『交響曲第9番 合唱つき』(1824)より

⚫️ゴットフリート・ケルナー(1756-1831)

「歓喜に寄せて」(1786)

⚫️フリードリヒ・ツェルター (1758-1832)
「歓喜に寄せて」(1790年代頃)

  *楽譜は当日配布します

ベートーヴェンの『交響曲第9番』、いわゆる<第九>が1824年にウィーンで初演されてから200年、日本では東京音楽学校の日本人による全曲初演(指揮はドイツ人グスタフ・クローン)から100年を迎えます。

これを記念して、ベートーヴェンの〈第九〉とフリードリヒ・シラー(1759-1805) の詩An die Freude(歓喜に寄せて)をテーマにしたトーク&ワークショップを開催します。

日本における<第九>初演やその後の広がり、An die Freudeの合唱の魅力について獨協大学外国語学部ドイツ語学科矢羽々崇、木村佐千子がミニトークをおこないます。続いて、本学混声合唱団と一緒に来場者を含めて<第九>をはじめとするAn die Freude(一部)の合唱に挑戦します。

出演者プロフィール

木村佐千子(ドイツ語学科教授)

専門:音楽学・ドイツ語圏の音楽史

東京藝術大学音楽学部楽理科・同大学院音楽学専攻修了後、J.S. バッハの声楽作品の研究により、ボーフム・ルール大学にて哲学博士(音楽学)取得。ドイツ語圏の音楽に関する授業やテクスト研究(講読)、西洋音楽史、音楽分析、楽典などの授業を担当している。

矢羽々崇(ドイツ語学科教授)

専門:近現代ドイツ文学研究

抒情詩を中心に研究し、シラーの詩「歓喜に寄せて」の研究から、シラーおよび《第九》の受容史を研究。主な著書に『「歓喜に寄せての物語」:シラーとベートーヴェンの「第九」』(現代書館,改訂版2018年)、『日本の「第九」:合唱が社会を変える』(白水社,2022年)など。