講演会
言葉から他者を想像する
-ドイツの戦争と創作
概要
日時:8月3日(土)13:30〜15:00
会場:西(W)棟 201教室
出演者
深緑野分氏(小説家)
伊豆田俊輔(ドイツ語学科准教授)
小説家の深緑野分氏が、第二次世界大戦後のドイツを題材にした自著『ベルリンは晴れているか』(2019年本屋大賞第3位、第160回直木賞候補)制作の舞台裏を紹介する。同世代の東ドイツ史研究者伊豆田俊輔が聞き手になり、戦争や負の歴史に刻印された近現代のドイツの歴史を、現代の日本で書くこと/読むことの意義についても考える。
出演者プロフィール
深緑野分氏(小説家)
1983年神奈川県生まれ。
2010年、第7回ミステリーズ!新人賞、佳作入選、13年に短篇集『オーブランの少女』(東京創元社)でデビュー。その他の著作に、『戦場のコックたち』(東京創元社)、『分かれ道ノストラダムス』(双葉社)、『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)がある。

伊豆田俊輔(ドイツ語学科准教授)
専門:東ドイツ史/ドイツ現代史
1985年東京都生まれ。
旧東ドイツを中心に、20世紀ドイツの検閲や読書、社交の歴史を研究している。2010~11年と2022~23年には、旧東ドイツ地域にあるハレ大学で客員研究員を務めた。翻訳にU・メーラート『東ドイツ史1945-1990』、R・ダーントン『検閲官のお仕事』など。


