トークセッション

「ニセドイツ」を通じた

ドイツ文化の波及

概要

日時:8月4日(日)14:00〜15:30

会場:西棟 W-201教室

出演者

マライ・メントライン氏

(ドイツ公共放送プロデューサー/文筆業)

柳原伸洋氏(東京女子大学教授)

綿谷エリナ氏

(ラジオパーソナリティ/エッセイスト)

司会:伊豆田俊輔(ドイツ語学科准教授)

〈入場無料・事前予約不要〉

日本のアニメや映画、日常生活のなかには、様々な「ドイツ的なもの」、「ドイツ風の名称」が登場しています。古くはカルテやアルバイト(パート的な意味で使われるので誤用)、最近では「葬送のフリーレン」や「進撃の巨人」の登場人物にドイツ風の名前が付けられ、また、最近では「シュトーレン」などの、微妙に間違ったドイツ語も日本で定着しつつあります。こうした「ニセドイツ」的な言葉を、どう考えるべきでしょうか?ドイツ風の名前や言葉の誤用は、指摘して正すべきか、それとも文化の移転の一環として受け入れるべきでしょうか?

3人のドイツ文化のプロフェッショナルを招いてのトークセッションになります。

出演者プロフィール

マライ・メントライン氏

(ドイツ公共放送プロデューサー・文筆業)

『銀河英雄伝説 Die Neue These』のドイツ語監修、TVコメンテーターなど「職業はドイツ人」として幅広い活動。『本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」』、『ドイツ語エッセイ 笑うときにも真面目なんです』、『マウスと仲間たち 楽しくかんたん ドイツ語』などの著作も。

柳原伸洋氏(東京女子大学教授)

専門:ドイツ近現代史、特に空襲や戦争の記憶、記念碑研究など。編集幹事として『ドイツ文化事典』。共編著として『教養のドイツ現代史』など。

筆名・伸井太一として『ニセドイツ』、『笑え! ドイツ民主共和国(DDR)-東ドイツ・ジョークでわかる歴史と日常』『創作者のためのドイツ語ネーミング辞典 ドイツの伝説から人名、文化まで』なども著述。

綿谷エリナ氏(ラジオパーソナリティ/エッセイスト)

ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。ベルリン自由大学歴史文化学部卒業。2014年日本に活動拠点を移す。TOKYOFM、JFN、FM FUJI、NHKのテレビ・ラジオのドイツ語講座などに出演。

現在「まいにちドイツ語初級編」に出演中。著書に「おしゃべりなドイツ語」(左右社)など。